段ボール組み立てのコツ!底抜けしない&不器用さんでも大丈夫
不器用だから段ボールの組み立てが上手く出来ないと悩んでいませんか?素早く段ボールを組み立てるコツはずばり「ガムテープ」。ガムテープの貼り方をマスターできれば、1箱あたり15秒以内で簡単かつ頑丈に組み立てられます。
この記事では
- 素早く簡単に組み立てるコツを知りたい
- 重い物を入れるので底が抜けないようにしたい
- 不器用だからガムテープがずれる
- 手がベタベタになって困る
といった人に向けて、不器用な方でも底抜けしない段ボールの組み立て方について解説します。
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目次
まずは段ボールの基本の組み立て方
長辺の合わせ目にガムテープを1本貼るだけでOK
実は底の長辺と長辺が合わさった部分にガムテープを1本貼るだけで頑丈な段ボールに仕上がります。しかし、ガムテープが歪んだり粘着剤で手がベタベタになる人も多いのではないでしょうか?まずはガムテープを1本貼る時のコツを説明します。
準備するもの
- 段ボール
- ガムテープ
- 専用カッター
ガムテープを使うときは、手でちぎらずに専用カッターを使うと素早く組み立てられます。
ガムテープの持ち方
ガムテープを持つときは、親指、人差し指、中指の3本で上部をつかむように持ってください。そのままガムテープを真っすぐ引っ張ると、ズレを最小限にできます。
ガムテープを一の字貼りする手順
- 上下を逆さまにして段ボールを広げる
- 蓋の短い方から内側に折る
- 蓋の長い方を内側に折る
- 長辺の端をしっかり合わせる
- 右手でガムテープの本体を持つ(左利きの人は左手)
- 段ボールの側面からガムテープを横に向かって1本貼る
- ガムテープを切る
- 左手でガムテープをなでる
ガムテープがずれる原因は長辺のズレにあります。
段ボールの側面をガムテープで固定し、外蓋を抑えながらゆっくりと貼ってください。また粘着剤によるベタベタを最小限に抑えるために、つねに金具を持ちながら貼ると良いでしょう。
引越し時に最適なのは十字貼り
十字貼りとは、文字通りガムテープを十字に貼る方法です。一字貼りをした後に、垂直にガムテープを貼ります。十字貼りは重量の中心部分を補強できるため、段ボールが開きにくくなり底抜けを防げる貼り方です。
十字貼りのメリット
- ガムテープの使用量を最小限に抑えられる
- 開封しやすい
十字貼りのデメリット
- 荷物が重すぎると底抜けの原因になる
- 重さに応じて段ボールのサイズを変える必要がある
十字貼りに適した荷物
- 本
- ガラス製品
- 食器
- 調理器具
- 家電製品
1人で運べる重量ならば十字貼りで充分。1箱あたり10〜15kg程度に抑え、自分が持てる範囲の荷物を入れましょう。
長期保存ならゴミが入りづらいH貼り
一の字貼りや十字貼りでは段ボールの側面に隙間があります。この隙間をふさぐ貼り方がH貼りです。
貼り方は、一の字貼りをした後に、短辺の合わせ目をふさぐようにガムテープを貼ります。アルファベットのHに似ているのが呼び方の由来です。
H貼りは埃やゴミの侵入を防げるため、食品や書類関係などに向いています。ガムテープを貼る箇所は増えますが、隙間を完全に防ぐことが目的のため補強効果はありません。
H貼りのメリット
- 段ボールの隙間からゴミが入りにくい
- 角を補強するため段ボールが崩れにくい
H字貼りのデメリット
- 補強効果はない
- 段ボールを重ねたときに滑りやすい
H字貼りに適した荷物
- ジュエリーやアクセサリー
- 食品
- ファイリングしていない書類
- 化粧品
- 衛生用品
荷物が軽く、埃やゴミの侵入を防ぎたいときに適しています。
また、H字貼りは段ボールを抱えた時に滑りやすくなります。持ち運ぶ予定がある場合は、ツルツルしていない布製テープを使うと良いでしょう。
もっと強度を高めたいならキの字貼りや米字貼り
キの字貼りや米字貼りは、段ボールの面や中心部分が補強されるため、最も強度が高い貼り方です。
キの字貼り
キの字貼りとは、一字貼りをした後に2本のガムテープを垂直に貼り補強する貼り方です。
カタカナの「キ」のような形に貼るためキの字貼りと呼びます。
一の字貼りよりも、さらに2本のガムテープで段ボールの面を補強するため底抜けしづらい方法です。
米字貼り
米字貼りとは、ガムテープを十字に貼った後に、さらに上から×の形に貼る方法です。
漢字の「米」の文字に似ていることから米の字貼りと呼びます。
米の字貼りは中心をかなり補強できるため、精密機器の運搬など確実に底抜けを防ぎたい場合に使用するとよいでしょう。
キの字貼りや米字貼りデメリット
何枚もガムテープを貼るため組み立てに時間がかかります。基本的な荷物は十字貼りで充分なため、限られた荷物に使用するようにしましょう。
キの字貼りや米字貼りに適した荷物
- 辞書などの分厚い本
- ビン類
- ホーロー鍋や土鍋
- ペットボトルの飲料水
- 米袋
などが挙げられます。
クロス組みやテープ無しは底抜けの原因になるためNG
段ボールが底抜けする原因にもなるクロス組み。上から見ると卍の文字に見えるので「卍留め」とも呼ばれています。
クロス組みは、段ボールの各辺を交互させて重なるように折り込むだけで組み立てられ、ガムテープも必要ない手軽さが魅力です
しかし、クロス組みは交互にするときに蓋の部分が歪み耐久性がなくなります。そのため段ボールの内側から荷物の重さがかかると隙間が大きくなり、外に広がる力を抑えきれず底抜けにつながるため危険。特に長期保管や引っ越しのときは避けましょう。
比較項目 | 十字貼り | H貼り | キの字・米の字 |
---|---|---|---|
耐久性 | ◯ | △ | ◎ |
隙間 | △ | ◎ | △ |
活用シーン | 大体の荷物は十字貼りでOK | 長期保存などゴミやホコリを入れたくない場合 | とても重い荷物 精密機器など壊れやすいものは米の字貼りがおすすめ |
テープの消費量 | 少なめ | 中間 | 多め |
段ボールやガムテープの選び方でも強度は変わる
重い荷物なら小さいサイズの段ボールを選ぶ
重い荷物に大きい段ボールを使用すると圧力が分散して底抜けの原因となります。また、本やCD、食器など小さくて重量があるものを大きい箱に詰めると、1箱あたり荷物量が多くなり比例して重量も増加。こちらも底抜けの危険性が高まります。
底抜けしない本の数は、段ボール1箱につき文庫本(約150g)なら100冊、ハードカバー(約450g)なら30冊ほどです。
100サイズ以下の段ボールを選び、自分で持ち上げられるだけの量を詰めましょう。
厚みのある段ボールを用意する
小型作業機やコピー機といった重い荷物の保管には、重量向けの段ボールがおすすめです。
一般的な段ボールの厚さは3〜5mmですが、重量向け段ボールは5mmと3mmの断面を貼り合わせて2層になっており、厚さは8mm以上あります。厚さ5mmの段ボールに比べて1.5倍の強度があり、その強さは木箱に匹敵するほど。通常の段ボールよりも値段は張るものの、通常の段ボールより安定感があります。
荷物そのものが重いときは、持ち運びに便利な取っ手付きの重量用段ボールを選ぶと良いでしょう。
テープはクラフトテープでOK
株式会社カウネットが実施した「オフィスとくらしの調査」によると、職場で段ボールにガムテープを貼ることがあると答えた人は92.5%。頻度は週2〜3回以上が最も多く、71.6%の人が布テープを使用しているとの結果が出ています。
しかし一般的な荷物であれば、クラフトテープで問題ありません。
どのような時に布テープが良いのか、テープの種類と布テープの使い方について説明します。
ガムテープの種類
梱包用ガムテープは、おもに次の3種類に分かれています。
- クラフトテープ
- 布テープ
- OPPテープ
テープの種類 | クラフト | 布 | OPP |
---|---|---|---|
素材 | 紙 | 布 | ポリプロピレン樹脂 |
粘着力 | ◯ | ◎ | ◯ |
耐水性 | △ | ◯ | ◎ |
切りやすさ | ◯ | ◎ | × |
カラー | △ | ◯ | ◯ |
値段 | 普通 | 高い | 普通 |
クラフトテープの特徴
クラフトテープは紙でできているのが特徴です。合成樹脂によりラミネート加工されているため、水や油をはじく性質があります。
一方で、表面がツルツルしているため、油性ペンで文字を書くと消えるのがデメリットです(中にはトリオテープといって文字が書けるクラフトテープもあります)。
加えて重ね貼りができないため、クラフトテープの上にクラフトテープを貼って強度を高めることはできません。
布テープの特徴
布テープは布に粘着剤をつけたテープのことです。縦・横糸があるため、手で真っすぐ切ることができます。テープ自体に厚みがあるため、クラフトテープよりも頑丈です。
クラフトテープとは異なり布テープは文字を書くことができ、カラーバリエーションも豊富。重ね貼りも可能です。その代わり3種類の中で一番価格が高くなっています。
OPPテープ
OPPテープとは、ポリプロピレン樹脂をテープ状にして粘着剤を塗布した透明なテープのこと。水に強く強度もあるのが特徴です。厚みがあるほど強度が増すため、重量用段ボールに向いています。
ただし、手では切れないためテープカッターやハサミが必要です。
布テープがおすすめなケース
布テープは柔軟性があり粘着力も強いため、特別重い段ボールの梱包に適しています。また、また、布目に沿って真っすぐ切れるため、テープカッターなどを持っていない・使わずに組み立てたい人におすすめです。
段ボールを閉じる時も一の字貼りで
段ボールを組み立てる際には「ゆがみのない四角」を作ることが大切です。そのため一の字貼りで閉じるだけで丈夫な段ボールに仕上がります。段ボールを組み立てるときはクロス組みをせず、必ずガムテープを使用しましょう。
その際、ガムテープは手で切らずに専用カッターを使うと、不器用な方でも簡単に綺麗に貼ることができます。また、段ボールの側面までしっかり貼ることで強度が増します。
より重い荷物を詰めるときは、厚みのある段ボールを使用したり布テープを用意するのも効果的です。
soucoなら段ボール1箱あたり1日10円で保管できます!
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また、常温だけでなく、冷凍や冷蔵の倉庫もご案内可能です。
フタの合わせ目に沿ってテープを貼る一の字貼りが基本です。
重いものを入れる場合は、一の字貼りの中央に垂直になるよう追加で1本テープを貼る十字貼りがおすすめ。重量のかかる中心部分を補強できるため、引越し時に最適なテープの貼り方です。
一方で、段ボールの各辺を交互させて重なるように折り込む「クロス組み」はNG。段ボール全体が歪むため、耐久性が失われます。