カゴ台車とは?サイズや種類、選び方について解説

souco編集部
カゴ台車とは?サイズや種類、選び方について解説
(画像:iStock)

物流業界に限らずさまざまな業界で使用されているカゴ台車。日常ではスーパーなどで見かけたことのある人も多いのではないでしょうか。キャスターがついているため運搬しやすく、格子状の枠で囲われていることから運搬時の衝撃でも荷崩れしにくいのが特徴です。

本記事ではカゴ台車の規格やサイズだけでなく、使用するメリットや種類、選び方などについても詳しく解説します。

カゴ台車とは

カゴ台車とは、開口部以外の3方向が格子状や網状のスチール製の枠で囲われた台車のことです。別名「ロールボックスパレット」や「カーゴテナー」、「コンビテナー」とも呼ばれています。

キャスターが付いているため、トラックから降ろした後も人の手でスムーズに運べるのが特徴です。カゴ台車は物流センターに限らず、スーパーやホテル、ショッピングモールでも活用されています。

カゴ台車のサイズ表記

カゴ台車のサイズは「W850×D650×H1,700mm」という表記で表されます。ここで使われているW、D、Hの意味は下記の通りです。

W:長さ
D:幅(奥行)
H:高さ(キャスター分含む)

カゴ台車の一般的なサイズ

決まったサイズは無いため、さまざまな大きさのカゴ台車が流通しています。その中でも主に流通しているサイズは下記の2種類です。

  • W1,100×D800×H1,700mm
  • W850×D650×H1,700mm

カゴ台車のJIS規格

カゴ台車は「JIS Z 0610」で規定されており、サイズの単位は「mm」で表すことが定められています。
また、高さは1,800mm以下と定められており、長さ×幅は下記の6種類があります。

  • 800×600mm
  • 900×800mm
  • 1,100×730mm
  • 1,100×800mm
  • 1,100×1,100mm
  • 1,200×1,000mm

カゴ台車のメリット

折りたたみ可能

L字に折りたたみ向きを揃えてネスティングすることで、保管スペースを削減できます。

運搬が簡単

キャスターが付いているため、重い荷物でも運びやすいのが特徴です。

荷崩れが起こりにくい

格子フレームで覆われており、荷崩れが起こりにくい構造です。
また観音扉タイプであれば全面格子で囲えるため、より安全に保管・運搬できます。

重量物でも積載が可能

最大500kg積載できるカゴ台車が多く、小さくて重い荷物も重ねて一度に運搬できます。

カゴ台車の種類と選ぶときのポイント

標準タイプか観音扉タイプか

標準タイプは前面にあるサイドバーをひっかけるだけで開閉できるため、荷物の取り出しが簡単に行えるのが特徴です。
一方で観音扉タイプは全面が格子フレームで囲われているため、より荷崩れしにくく安全に運べます。

どのようなケースにオススメか

標準タイプは荷物の積み下ろしを時間短縮したい場合におすすめです。また、一番流通しているため、大量にレンタルが必要な場合にも向いています。

一方で観音扉タイプは、移動時の荷崩れリスクを軽減したい時におすすめです。段差の多い現場や、デリケートな荷物の場合に選ぶのが良いでしょう。

底板がスチール製か樹脂製か

スチール製のメリット

スチール製は耐久性が高く、破損の心配がありません。そのため割れた破片による異物混入リスクを避けたい場合に選ばれています。

樹脂製のメリット

底板の洗浄が可能でサビも発生しないため、清潔さを重視する場合に選ばれています。またスチール製よりも安いところもメリット。自重が軽く、扱いやすいのが特徴です。

どのようなケースにオススメか

重量物や異物混入を避けたい荷物はスチール製がおすすめです。一方で水気の多い場所で使用したり、コスト重視で選ぶ場合は樹脂製が良いでしょう。

キャスターがAタイプかCタイプか

カゴ台車で使われているキャスターは大きく分けて「Aタイプ」と「Cタイプ」の2種類あります。大きな違いはキャスターの配置。Aタイプは2輪が固定されているため左右のみ移動でき、Cタイプは4輪全てが自由に動くため、どの方向からでも動かすことができます。

Aタイプは車輪の向きが決まっているため、走行が安定するのがメリット。一方でCタイプは小回りが効くため、通路の狭い現場におすすめです。

まとめ

カゴ台車は荷崩れが発生しにくく、キャスター付きで運搬しやすいのが特徴です。物流や運送業界以外に小売業界、卸売業界など幅広い業界で使用されています。
運ぶ荷物や使用する現場の状況に合わせて、サイズや底板の素材、キャスターなどを選び、作業効率アップを図りましょう。

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記事の執筆者

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