カゴ台車を安全に折りたたむ方法・コツ
倉庫や工場などで必ずといっていいほど使用されるアイテムに「カゴ台車」があります。 荷物の運搬や保管だけではなく、小売店ではそのまま商品棚として活用されたりと、幅広く利用されているアイテムです。
この記事ではカゴ台車についての概要と安全に折りたたむ方法について解説します。
カゴ台車とは?
カゴ台車は別名「ロールボックスパレット」とも呼ばれており、開口部以外の3方向が格子状や網状のスチール製の枠で囲われた台車のことを指します。
周囲が囲われているので荷崩れのリスクは非常に少なく、一度にたくさんの荷物を運べる上に、そのまま陳列棚としても使えるのが特徴です。
一方で、とても便利なカゴ台車ですが、作業中の事故も少なくありません。
「独立行政法人 労働安全衛生総合研究所」の資料によると、カゴ台車による災害のうち34.1%がカゴ台車に手や足を挟んだ事故となっています。
- 指、手、腕の激突・挟まれ:16.2%
- 足指、足、脚の激突・挟まれ:17.9%
カゴ台車の特性や使い方を理解し、事故のないよう作業を行うことが非常に大切です。
(参考)https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11300000-Roudoukijunkyokuanzeneiseibu/0000098499.pdf
カゴ台車の安全なたたみ方
カゴ台車の折りたたみ方はとても簡単です。
- 開口部のサイドバーをはずす
- 底面の床板を上げる
- サイドフレームを折りたたむ(折りたたんだカゴ台車は上から見ると「L字」のようになります)
カゴ台車は折りたたんだ状態の方が不安定になるため、組み立ててから動かすと安全に移動できます。
また、たたんだカゴ台車を保管する場合は、平らな場所に置いてロープなどでしっかりと固定し、倒れるのを防ぎましょう。キャスター部分にロック機能がついている場合は、保管時にロックすることも大切です。
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