トランクルーム利用時の湿気・カビ対策

souco編集部
トランクルーム利用時の湿気・カビ対策
(画像:iStock)

自宅に置けない荷物を保管できるトランクルーム。近年はマンションについている場合もあり身近な存在となっています。

そんなトランクルームでの悩みとして多いのがカビ問題。
発生したカビを取り除くことは難しい場合も多く、放置すると荷物の劣化などにも繋がります。せっかく収納している荷物にカビが生えてしまっては大変。
そこで本記事では、カビが発生する原因やカビの生えやすい荷物について、事前にできる対策を解説します。


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カビが発生する原因と生えやすい条件

梅雨の時期になると蒸し暑い日が続き、カビ対策用の商品CMを見かけませんか?
カビは「温度」「湿度」「栄養素」の3つの条件が揃うと発生・増殖します。つまり、梅雨の時期にはこの3つの条件が揃うためカビが発生しやすくなるのです。

また、カビにとって快適な環境は温度が20〜30℃、湿度が約70%以上と言われています。締め切っている時間の長いトランクルーム内ではなかなか空気が入れ替わらない上、屋外型のトランクルームの場合は外気との気温差で結露が発生しやすいのが懸念点。加えて長期にわたって掃除をせずに保管したままにしておくと、ゴミやホコリがカビにとっての栄養素となり、さらにカビが発生しやすくなります。

だからといって定期的にトランクルームへ行き、掃除や空気の入れ替えをするのは面倒ですよね。次に事前にできるカビ対策を解説します。

トランクルームを利用する時のカビと湿気対策

空調設備の整ったトランクルームを借りる

トランクルームには「屋外型」と「屋内型」があります。屋外型のトランクルームは広く大きなタイプのものが多い上に、屋内型に比べて比較的安価に借りられるのがメリットです。
しかし空調設備が無いため、夏場は高温多湿になりやすくカビも発生しやすいのがデメリット。中には外気を取り込むための通気口がついているトランクルームもありますが、台風やゲリラ豪雨の際には通気口から雨が吹き込みカビの原因になってしまうケースもあります。

一方で屋内型のトランクルームの多くは空調システムが設置されており、温度や湿度が適切に維持されているためカビも発生しづらいのが利点。屋外型より少し価格が高いものの、温度変化や湿気に弱い荷物の保管に向いています。

床や壁と荷物の間に隙間を作る

密閉性の高いトランクルームの中でカビを発生させないためには、空気の通り道を確保することが大切です。トランクルームの敷地をめいっぱい使うために荷物を壁にピタッとくっつけて保管したくなりますが、これはNG。壁からは少し離した場所に荷物を置き、空気の通り道を作ることで湿気や結露から荷物を守れます。

また、床も壁と同様、空気の通り道の確保が大切です。床に直接荷物を置いてしまうと空気が循環せず湿気が溜まります。ホームセンターや100円ショップで手に入る”すのこ”を敷き、少し荷物を浮かせることで湿気を逃すようにしましょう。
この時に使うすのこは木製がおすすめ。木製はプラスチック製と比べて湿気の吸収に優れており、さらに防カビ・抗菌効果も期待できます。

他にもスチールラックを活用すれば、隙間を確保しつつトランクルームの上部まで荷物を保管できます。全体的に荷物はトランクルームの8割程度に抑え、空気が循環することを意識して収納しましょう。

除湿剤を置く

湿気を防ぐために欠かせないのが除湿剤です。除湿剤には大きく分けて「シリカゲル」と「塩化カルシウム」の2種類があります。

シリカゲルは洋服などの収納によく使用される除湿剤で、サイズが小さいので衣装ケースなどの隙間に入れることができます。素早く湿気を取ることが出来るのが特徴です。

一方で塩化カルシウムには空気中にある水分を吸収し液体に変化させる性質があります。空気中の湿気をシリカゲルよりも多く吸収できるのが特徴で、トランクルームの床にいくつか置いておくのがおすすめです。

保管したい荷物別でやっておきたいカビ対策

保管する荷物によってカビの生えやすさは異なります。特にカビの生えやすい「衣類」「布団」「本などの紙類」「家具」「革製品」について事前にできる準備を紹介します。

衣類

衣類は服に付着している汚れがカビの栄養素となり、加えて洗濯後の生乾きが原因でカビが発生します。洗濯後はしっかりと乾燥をしてから、除湿剤・防虫剤と一緒に密閉性の高い衣装ケースなどに入れましょう。

布団

布団には目には見えない汗などの汚れやダニ・ノミの死骸など、カビの栄養素となるものが多く付着しています。汚れたままではカビが生える原因となるため、保管前にしっかりと洗濯をし乾燥を行いましょう。専用の布団収納ボックスなどに除湿剤・防虫剤と一緒に収納するのがおすすめです。

本などの紙類

ずっと開いていない本にはカビのエサとなる埃がたくさん付着しています。ハンディモップなどを使用してしっかりと埃を落としてから保管しましょう。
紙類は湿気に弱いため、除湿剤と防虫剤と一緒にプラスチックのケースなどに収納するのがおすすめです。この際、本と本を重ねて平積みするのはNG。長期間平積みにしていると表紙がくっつく可能性があるため、ブックエンドなどを活用しつつ本を立てた状態で保管するようにしましょう。

アウトドア用品

アウトドア用品はアイテムの種類も多く、収納場所にある程度の広さを要するためトランクルームを借りているという方も多いのではないでしょうか。テントや水辺で使用するものは付着した水分や汚れからカビの発生へと繋がります。
アウトドア用品の保管は拭き取る・洗い流す・しっかりと乾かすの3つが重要。きれいな状態に戻してから保管するようにしましょう。

家具や家電

基本的に家具・家電はすのこなどで床から浮かせ空気が通るように配慮し、壁から離して保管します。特に木製の家具はカビや害虫の影響を受けやすいため、中に除湿剤やドライシートを入れるのがおすすめです。
この時に役立つのが新聞紙。新聞紙には吸湿効果があるため、ドライシートの代わりに敷いておくのも良いでしょう。冷蔵庫や洗濯機などを保管する場合は、十分に水抜きをし乾燥させた状態で収納することでカビを防ぐことができます。

革製品

革製品はどうしてもカビや害虫の被害に遭いやすいという特徴があります。トランクルームに保管する場合はしっかりと埃や汚れを落とし、傷やホコリから守るために不織布に包んで保管しましょう。
特に鞄は型崩れ防止のために、新聞紙を丸めて中に入れ、立てた状態で保管するのがおすすめです。

まとめ

カビを発生させないためには「温度」「湿度」「栄養素」の3つの条件が揃わない保管環境の工夫が重要。荷物やトランクルーム内を清潔にしつつ、空気の通り道を確保して湿気を溜めないことが大切です。
屋内型のトランクルームであれば空調設備が整っており、デリケートな荷物の保管にも向いています。すのこやスチールラックなどで隙間を確保しつつ、除湿剤を使用して事前にできる湿気対策に努めましょう。

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記事の執筆者

souco編集部

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